29 May, 2015

一晩だけ同居

サンゴの産卵番で屋外水槽に通っています。
今夜はなぜか水槽の中央に浮いている紐に必死にしがみついている
ナキオカヤドカリが...
水流が強いので身動き取れない状態。
うっかり落ちて流されたんでしょうか?でもどこから?

しかし外は激しいスコールで藪まで戻しに行けず、迷った末、明日同じ浜に戻すことにして今日は連れ帰りました。
オカヤドカリの仲間は天然記念物なので勝手にとって飼ってはいけないんですよね。

沖縄では方言で「あーまん」と呼ばれているのですが、愛らしい響きだと思います。
八重山では人間の祖先であるという神話もあると聞きました。大事にしないと。

お互いに気を使わないよう、私の動きが見えない所、ヤドカリのカサコソ音が聞こえない所と
考えた末、一晩玄関に滞在してもらうことにしました。


しばらくして、様子を見に行くと...


いない!!!


靴も片付けてフラットな玄関に、その姿がない!!

その辺探したけど見つからないし えーーーーどーすんのー、と思っていたら。。。気配が。



立てかけていた傘によじ登っていました。

木登りは得意とはなんとなく知っていた気がするけど

傘のようなツルツルの木でも登れるのね。。

では、君は水槽の石壁を自分で登って落ちたのね、、きっと。

傘は撤収。

明日まで大人しくしててね。

26 April, 2015

日本の絶景


石垣島川平湾。

海外からの観光客もバスでたくさん来ていました。

ハードな潜水作業の中、一日だけ窒素抜きの日。

研究所と滞在先ホテルの行き来の間に立ち寄りました。

光の加減や船の往来で移り変わる海の色、ずっと見ていても飽きない。

日本には色々な美しさがあって本当にすごいなーとしみじみ思ってしまいました。

15 April, 2015

そういえばブログやっていたんだった

自分自身に心底びっくり呆れたことってありますか?

さっきちょうどGoogleで自分の研究しているカニの属名を検索したら本ブログが出てきて、この存在を微塵も覚えていなかった自分に驚愕しました。

この空白の1年間は、ocean+ α(オーシャナと読みます)というウェブマガジンの
ヘッドラインで「サンゴ礁を科学する」という隔週連載をさせて頂いていますので、そちらの書き作業に集中していたんだはず...(言い訳が苦しい)

少し見返してみると、忘れていた出来事も鮮明に蘇るので
忘れっぽい自分には必要なのかな。

このタイミングで再認識したのもきっと何かの縁なので
またぼちぼち、お気楽な絵日記を残しておきたいと思います。


写真は先日4月4日に見られた皆既月食。
昨年10月の月食は確か曇りで全く見えず残念だったので
今回は赤い月を長めに堪能でき、カメラの設定を色々変えて遊べて嬉しかったです。
トリミング不要なレンズも欲しいけど絶対持ち歩けないので憧れは胸にしまっておきます。