29 May, 2015

一晩だけ同居

サンゴの産卵番で屋外水槽に通っています。
今夜はなぜか水槽の中央に浮いている紐に必死にしがみついている
ナキオカヤドカリが...
水流が強いので身動き取れない状態。
うっかり落ちて流されたんでしょうか?でもどこから?

しかし外は激しいスコールで藪まで戻しに行けず、迷った末、明日同じ浜に戻すことにして今日は連れ帰りました。
オカヤドカリの仲間は天然記念物なので勝手にとって飼ってはいけないんですよね。

沖縄では方言で「あーまん」と呼ばれているのですが、愛らしい響きだと思います。
八重山では人間の祖先であるという神話もあると聞きました。大事にしないと。

お互いに気を使わないよう、私の動きが見えない所、ヤドカリのカサコソ音が聞こえない所と
考えた末、一晩玄関に滞在してもらうことにしました。


しばらくして、様子を見に行くと...


いない!!!


靴も片付けてフラットな玄関に、その姿がない!!

その辺探したけど見つからないし えーーーーどーすんのー、と思っていたら。。。気配が。



立てかけていた傘によじ登っていました。

木登りは得意とはなんとなく知っていた気がするけど

傘のようなツルツルの木でも登れるのね。。

では、君は水槽の石壁を自分で登って落ちたのね、、きっと。

傘は撤収。

明日まで大人しくしててね。